バナナカプチーノのアウトプット練習blog

アラフォー共働き子育て中サラリーマンのアウトプットです。

新川帆立さんの本が楽しい~『女の国会』読了~

相変わらず本を読んでますが、良かったものは1冊ずつゆっくり語りたいのに、なかなか更新できない~!スマホで指で入力していくのが、なんとも文章が思い浮かばないのですよね。PCのキーボードでちゃかちゃか打ちたい!と思うのは古い世代なのか(笑)。

 

最近読んで面白かった1冊。新川帆立さんの『女の国会』です。大きな文学賞も獲っていたし、電子で安く買えたので読んでみました。舞台は永田町。ある与党の女性議員の死亡をきっかけに、彼女のライバル的存在の高月という野党の議員・高月の秘書・新聞記者・地方議員の4名の目線から死の真相に迫っていくお話。国会議員、その政策秘書、記者、地方議員の仕事の裏側が細かく描かれているのがまず楽しいのと、女性の連携、男社会への問題提議と新川さんの打ち出したいメッセージが存分に感じられるし、出てくるエピソードもエキサイティングで、エンタメとして存分に楽しめる1冊でした。永田町や政界の細かな描写も楽しく、党内の派閥同士のパワーゲーム、駆け引きも読んでいてスリリングでした。

 

新川さん、『元彼の遺言状』と東大作家のアンソロジーでしか読んだことがなかったので、他の作品もぜひ読んでみようと思います。これからエンタメ文芸界を引っ張っていく作家さんのおひとりになるんじゃないかと思いました。

 

新川さんはエッセイを文庫で出しているのも思い出して、『帆立の詫び状 おっとっと編』も読んでみました。こちらは海外生活や好きな鞄や時計、作家の創作活動についてもざっくばらんに書かれていて、新川さんを知るのにとても興味深い楽しい1冊でした。エッセイはもう1冊あるようなので、こちらも読もうと思います。

 

 

 

ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』観劇記

久々に観劇の日記を書きます。このたびイープラスの貸切公演が当選し、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』を観てきました。初演からそこそこ年月が経ちますが、2022年の前回公演で初めて観劇し、中川アッキー率いるチームBLACKのパフォーマンスに感動して以来、個人的に大好きな作品の一つです。

​今シーズンは1回限りの観劇。今回は新チームYELLOWの公演を選びました。

​『ジャージー・ボーイズ』の魅力

​この作品は、アメリカの音楽グループ、フォー・シーズンズの栄光と挫折を、彼らのヒット曲に乗せて描くミュージカルです。既存の楽曲で構成される、いわゆるジュークボックス・ミュージカルなのでしょうが、単に名曲がたくさん楽しめて盛り上がるだけでなく、しっかりとした芝居も楽しめる見応えのある作品になっています。

​全編を通してセリフが早口で軽妙なやりとりが多く、さらに複数人でのハーモニーを重ねる楽曲も多いため、演じるキャストにとっては難易度が高いだろうなと、観客として感じました。以下、観劇直後のメモから抜粋した、キャストごとの感想です。

​キャストレビュー

小林唯(フランキー・ヴァリ役)

今シーズンからフランキー・ヴァリ役に挑んでいる小林唯くん。稽古を重ねてここまでのパフォーマンスを仕上げているのは本当にすごいと思いました。歌唱は、他のヴァリ役であるアッキーや花村くんのエッセンスも取り入れているような印象です。ヴァリ役は高音が多いので、しっかり訓練して歌っているのが伝わってきましたが、次は彼の得意な音域での歌をじっくり聴いてみたいです。四季出身ということもあり、セリフが明瞭で聞き取りやすいのは本当にさすが。純粋さも芝居からにじみ出ていましたし、身体のキレも良い。ポテンシャルを秘めた逸材で、今後の活躍がますます楽しみになりました。アッキーや花村くんのような天才肌でカリスマ性のある2人とは別の個性で、努力や訓練を重ねてこの大役を見事に務めあげていると思います。

spi(トミー・デヴィート役)

前シーズンでニック役だったspiは、今回トミー役で出演。冒頭からワルっぽい雰囲気がすごくて、本人が楽しんで演じているのが伝わってきました。この作品の持つ世界観と、彼の歌唱のニュアンスがとてもマッチしていました。

有澤樟太郎(ボブ・ゴーディオ役)

4つの役の中で個人的に一番好きなキャラクターです。等身バランスが素晴らしく、小顔で足が長い!スマートで品があり、声も素敵でした。唯ヴァリとのコンビネーションも良かったです。(サントラCDでしか知りませんが、矢崎広くんバージョンのボブ役を見逃したのが本当に悔やまれます。絶対似合っていたでしょうね~~。)

飯田達郎(ニック・マッシ役)

やはり良い声でした。ただ、この作品におけるニックの人物像がいまいち掴みきれませんでした。演技のせいなのか、演出のせいなのか、1回観ただけでは何とも言えませんでした。

​チームYELLOWの魅力

​新チームということもあり、若くてフレッシュ、勢いがあってとても良かったです。期待通りのパフォーマンスに満足しました。ベテランの川口竜也さんや畠中洋さんたちがチームを支えているのも良いですね。周りのキャストも実力者ばかりで、見応えがありました。

​ラストはライブのように盛り上がり、多幸感に包まれます。客席の反応を見る限り、この作品は人気演目として定着しつつある印象です。これからもチームごとに色を出しながら再演されていくことを期待しています。

​さいごに

​それにしても、初演からヴァリ役を演じているアッキーは本当にレジェンドですね。YELLOWの公演を観ながらも、別チームのアッキーが頭をよぎりました。歌を存分に味わうなら、やはり中川さんかなと感じました。

​今回の観劇で、改めて『ジャージー・ボーイズ』の魅力を再認識しました。

8月読書ふりかえり~8月もたくさん読んだ~

8月も読書メーターによると27冊。けっこう読んでますね。

中でも印象に残っているのは

村山由佳さん『星屑』ですかね。

村山さんの星屑は、昭和の芸能界が舞台。サラブレッドvs叩き上げ、出生の秘密、など王道の設定がモリモリのド・エンタメ作品で一気読みでした。

 

今年も楽しかった!~神田恭兵さんソロライブ=PONDER=~

昨日はミュージカル俳優、神田恭平さんのソロライブへお邪魔しました。

(メモ:チケット6,600円)

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神田恭兵ソロライブ

『World Tour In Japan=PONDER=』

会場は四谷の小さなライブハウス

昨年はじめてお邪魔して、とても楽しかったので今年も開催が発表されてすぐに申し込みました。生バンドがピアノ小澤時史さん、ギター成尾憲治さんと、とても豪華で贅沢なんですよね。会場は40人ほど収容のライブハウスで、濃密でアットホームな空間でした。小澤さんはミュージカルの作曲でご活躍中、宝塚にも楽曲提供していますし、成尾さんも、ミュージカルの現場他、そうそうたるアーティストのバックで演奏されてるそうで、お二人の演奏も間近で聴けて素晴らしかったです。そして神ちゃん。やっぱり声量があっていい声してる!!普段はアンサンブルで出演される機会も多いので、ソロでじっくり歌声を聴ける機会は貴重。ミュージカル曲からJPOPまで堪能しました。神ちゃん41歳だそうで、私とそう世代が変わりません(笑)。なので選曲するJPOPもしっくりきて、今回は『真夏の果実』が絶品でした!合唱バトルの裏話も楽しかったです。

 

こうした実力者のミュージカル俳優のコンサートが本当に好きです。同世代で、フリーで頑張っている神ちゃんをこれからも影ながら応援しようと思います。また次のコンサートの機会があればぜひ行きたい。まずは12月の『デスノート』も楽しみです。

行き帰りにこれを聴いてご機嫌!劇団四季『バック・トゥ・ザ・フューチャー』~日帰り国内出張~

今日は日帰り国内出張でした。今回は1人だったので気楽!!まあもちろん仕事ですけど、移動やランチも自分の好きにできるので、上司を気にせず動けてよかったです。

 

往復の新幹線の車中で、リリースされたばかりの劇団四季バック・トゥ・ザ・フューチャー』のアルバムを聴きながらPC仕事ができました。

 

マーティ=立崇くん、ドク=野中さん は私が観劇した日のキャストではなかったので、ここで聴けてよかった!お二人とも素晴らしい歌唱です。海外ミュージカルなので、日本語でのアルバムは厳しいと諦めていた中で、しかもまだ東京での上演期間中に早くもリリースしてくれるなんて、本当にありがたいです!本国のものはもちろんオリジナルということで良いんですが、やはり母国語で、しかも四季のクオリティで聴けるというのが本当に幸せ。劇団もかなり気合いが入っているのでしょうね。楽しいナンバーがたくさんあって、聴くとやはりまた観たくなります。しばらくヘビロテしそうです!!

 

 

あっという間の8月最終週、そして『ワトソン力』読了

気づけばもう8月も最終週。先週体調を崩していて月、金しか仕事しなかったので今週から本格復帰、さっそく今週と来週はそれぞれ日帰りの国内出張が控えています。。。まだまだ暑いし移動は少し大変ですが、普段とは違う場所に行けるのはちょっとした気分転換になるので嫌いではないです。今回は上司がいないので、その意味でも気楽(笑)。

 

本日の読了本は『ワトソン力』。自分ではなく、自分の周りの人達の推理力がみるみる上がる力=(シャーロック・ホームズの相棒ワトソンにちなみ)「ワトソン力」をもった主人公が遭遇する事件をまとめた短編集。ユニークな設定が楽しかったです!

体調不良で倒れていました~お盆休み明け~

お盆休み明けの今週でしたが、火曜日から木曜日まで、体調不良で仕事を休んでました。月曜日の夜あたりからうっすらいつもと違う喉の違和感があり、火曜日朝からもなんとなく怪しく、微熱があったので休むことに。内科受診したらコロナもインフルエンザも陰性とのことで、簡単な薬をもらってあとは自宅で静養していました。そこから熱が上がり、結局は木曜日まで休みを取りました。横になりすぎで腰が痛く、頭痛もひどくて眠れず、暑かったり冷えたりで久々にしんどかったです。仕事のフォローをしてくれたチームの皆には本当に感謝。金曜日に1日復帰してこの週末でした。週末になってようやく体調も食欲も戻った感じです。改めて健康第一でいきたいと思わされました。

最近の読了本はこちら。直木賞受賞作でしたね。文庫化されて手に取ってみましたが、私には難解でした。日露戦争満州とかその辺の歴史の知識があればより楽しめたかもしれません。地名も人物もなかなかハードルが高い!そしてこの世界観でこんなお話を展開できる小川さんって、やはり頭の作りというかの脳みそが凡人とは比べ物にならないくらい凄いのでしょうね。