
韓国発ミュージカル『マリー・キュリー』。口コミで評判が上がっていった初演を見逃していて、今回の再演を滑り込みで観に行って来ました。

役替わりキャストは上記の通り。主演のまどかは、宝塚トップ娘役のときに配信で視聴した『アナスタシア』以来でした。前は滑舌が口元でややゴニョっている印象でしたが、今回主演として大健闘だったのではないでしょうか。早口かつ大量のセリフを落とさず見事にこなしていて、声もよく出ているしピッチも安定していて、経験を積んで進化しているような印象を受けました。もう声が主人公なんですよね。立派なマリーだったと思います。
そのマリーと友情を育んていくアンヌ役には石田ニコル。初めて観ましたが、セリフの声がダミ声でやたらとがなっていたのは役作り?歌のニュアンスは良かったのですが、、、まぁ好みの問題かな。
マリーのよき理解者である夫のピエール役の葛山さんは、さすが大人の男のやさしさ、包容力が出ていて良かったです。見せ場があるような無いようなポジションですが、いい塩梅でした。
ルーベンの雷太くんは初めてでしたがとても良かった!胡散臭さを前面に出してる役作りでした。通る声で歌唱もそこそこある役でしたが悪くなかった!正直、もう一人の方は歌が不安な印象なので、雷太くん回で観られて良かったです。
アンサンブルも大活躍する作品で、可知寛子さんや石川新太くんが見られて良かったです。
作品としては、マリーが生涯を賭けて追求したラジウムが、同胞たちの働く工場で彼らの身体を蝕んでいると知り、よき理解者である夫にまで、、、とドラマがあって見ごたえがあったのと、後半のハイライトであるマリーとアンヌの友情を歌うナンバーが涙を誘って惹きこまれました。歴史に基づく(=ファクト)と、架空のアンヌの存在(=フィクション)を組み合わせた「ファクション」ミュージカルと銘打っているそうで、これをオリジナルで打ち出してくる韓国のすごさには驚かされます。曲もなかなか良かったです。また再演されるなら、もう1度見たいと思わされる作品でした。
そしていつか、本国である韓国で観たい・・・!!
(メモ : チケット11550円)